『切り絵』迄展示してしまいました

芸術に興味のある私ですが、15年程前に、名古屋市昭和区にある桑山美術館で切り絵の作品展があることを紹介され出かけたところ、作者である桜井敏彦先生ご本人とお話をする機会に恵まれました。
先生の切り絵は、次元を超えた素晴らしいものであり、以降も先生の作品展があれば出かけることとしています。
感化されやすい私は、真似事で幾つかの作品を作ってみたものですが、保管しておくだけではと思い恥ずかしながらご紹介することと致しました。

桜井敏彦先生のご紹介

東海市在住の切り絵の創作作家です。国内ばかりでなく、中国・フランス・オーストラリア等で広く活躍なさっています。
皆様もご機会があれば、是非、お出かけください。すばらしさは、見た方でなければ分かりません。

満月の夜

【作品名】満月の夜
【解 説】秋の夜は、月がとっても大きく見えることがありますね。もし手が届いたら面白いと思いませんか?十五夜の夜、地上の兎が月の兎にニンジンを手渡ししている空想を作品としました。
*尚、私の作品は、本来の切り絵のルールから逸脱しているところがありますが、表現能力が不足している者の補足としての表現として、お笑いの上ご容赦ください。

折り鶴の夢

【作品名】折り鶴の夢
【解 説】折り鶴が、日本一の富士山の尾根を越えたいという夢を見た、そんな情景を作品としたものです。富士山が世界文化遺産となったことにあやかって台木には『イチイの木』を使ってあります。
*『イチイの木』の名前の由来
聖徳太子が推古天皇時代において定めた序列の最高位、つまり正一位の貴人に持たせるための笏(しゃく)を造るためこの木が使われたことに由来するという説があります。

牛後となるなかれ

【作品名】牛後となるなかれ
【解 説】『鶏口となるも牛後となるなかれ』は、私が、中学校の頃に知り自分もそうありたいと願った、司馬遷の『史記』にある有名な言葉です。草書の部分は大変苦労しました。

スカラベ

【作品名】スカラベ
【解 説】スカラベ(ふんころがしの総称)は、他から何と思われようと、動じること無く自らの責務に従い生きている。その奥深さを感じ取り、人の生き様と重ね作品としたものです。スカラベの前足の下にあるものは地球のつもりで創作してあります。

夏の夜

【作品名】夏の夜
【解 説】切り絵とトリックアートを融合してみました。額部分も切り絵です。よくご確認ください。

心の解放

【作品名】心の解放
【解 説】創作折り紙にも幾つかありますが、かって宮崎映画をたくさん見ました。『千と千尋の神隠し』を見たとき、その感動を発展させ作品としたものです。左右両脇の扉は、心が解放されたことを表現し、雲の右下にある人影は、私たち夫婦、雲の上にある2羽の勇壮な鳥は、飛び立っていく私の子供です。いつか離れていかなければならない子供に対する思いを表現してみました。